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※本文は2020年7月23日に配信した【Jiku通信】となります。
Jiku通信ご無沙汰しておりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
<おうちで役立つ おばんざい薬膳>を提案する
おばんざい薬膳料理研究家 倉 英子です。
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食を軸にカラダとココロにSmileを届ける
すまいる・キッチン・ジクのJiku通信
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※本メールは料理教室のアンケートにてメールアドレスを記入していただいた方へ送信しております。
雨模様の毎日が続いていますが
暦のうえでは 二十四節気「小暑 しょうしょ」 7月7日頃~22日頃
もう間もなく梅雨も明け、夏本番がやってきます。
夏という言葉は、「熱」「暑」「生る」などが語源と言う説があり
また、色のイメージを当てはめた「朱夏 しゅか」という呼び名もあります。
暑中見舞いを出すのもこの頃で、暑さをねぎらう便りになります。
日本の風習で土用の丑の日には暑気払いとスタミナupの鰻を食べます。
夏の間に養生することで、冬の不調をでにくくすると言われています。
梅雨時期から夏にかけて、体にこもった熱や湿気が皮膚トラブルを増加させたりします。
お部屋や寝具・洋服なども
湿気対策を心がけ 体に熱や湿気をためないようにしましょう。
心身ともにリラックスするのも大切ですね。
*夏を元気に過ごすコツ
・体の余分な熱を冷まし、利尿作用のある食品をとる。
・消化が良く 胃腸に優しい食品をとる。
・心臓の機能を高める 赤色・苦味のある食材をとる
*おすすめの旬の食材は
・体の熱を冷ます・・・とまと・ズッキーニ・ゴーヤ・胡瓜・スイカ・緑豆・はと麦
・消化促進・・・南瓜・山芋・サツマイモ・キャベツ・梅干し
・イライラ鎮め、心臓に良い・・・とまと・セロリ・豆腐・牛乳・ナツメ
またむくみ予防に、トウモロコシや冬瓜もおすすめです。
そして、夏の過ごし方で大事なのが、冷たいものをとりすぎないことです。
冷たいものをとりすぎると、消化力が落ち、疲れやすく 代謝も落ちます。
つまりエネルギーを作る 脾の機能が弱まり
エネルギー不足、筋力低下、老廃物を体の外に出す働きも弱まるので
太りやすくなったりします。
そういう状態の時は、まず冷たいもの・生もの・脂っこいものはできるだけ避け
芋類・ニンジン・しいたけ・豆類等を 食事に意識して取り入れてみて下さい。
そして 夏場のもう一つのおススメ!
「酸味」のものを取り入れる、です。
酸味には、暑さから 汗をかき過ぎたりするのを抑え、食欲を促します。
暑さで食欲がない時などは、梅干しやラッキョウとお粥がおススメです。
ミネラルや失いがちな水分を補い、脾や胃の働きを優しくサポートしてくれます。
暑い夏にも お粥は最適です。
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★簡単★ミニレシピ
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―代謝をup 出す力を高めましょうー
<ミネストローネ風スープ>
<材料> 2人分
・玉ねぎ 1/4個
・人参 小1/2本
・ジャガイモ 1/2個
・インゲン豆 2本
・キャベツ 大1枚
・トマト(完熟) 1個
・生姜 1かけ
・野菜スープor昆布汁 350cc
・塩・コショウ 適量
・オリーブオイル 小さじ2
<作り方>
1. 玉ねぎ・人参・ジャガイモ・キャベツ・インゲンすべて
1.5㎝の角切りにする。
2.トマトはざく切りにし 生姜はみじん切りにする。
3.鍋にオリーブオイル、生姜を入れて弱火にかけ、香りが立ったら1の野菜と
トマトを入れてサッと炒める。
4.スープを加えて強火にする。煮立ったら弱火にして約15分程煮る。
塩・コショウで味を整える。
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薬膳料理研究家
倉 英子(くら えいこ)
食を軸にカラダとココロにsmileを届ける
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●淡交社 淡交ムック[漢方と薬膳の基礎知識]
●光文社HERS[ハーズ]2020年3月号