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<春を健やかに過ごす>
※本文は2019年3月19日に配信した【Jiku通信】となります。
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食を軸にカラダとココロにSmileを届ける♪
すまいる・キッチン・ジクのJiku通信
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こんにちは☺
おうちで役立つ「薬膳Jikuごはん料理教室」の倉 英子です。
春の日差しが感じられ虫や生き物が地上に這い出して来る頃。
まだ少し寒い日もありますが、それを繰り返しながら春本番に向かいます。
二十四節気では「啓蟄・けいちつ」といいます。
この時期の旬の食材は、さわら・ヤリイカ・ニラ・新玉ねぎも出てきます!
そして3月21日に「春分」を迎えます。
昼と夜の時間がほぼ同じになることから、一年で大きな節目の日です。
そして、ご先祖様を供養するお彼岸、ぼた餅をお供えするのも習わしですね。
この時期の旬の食材は、グリーンピースや絹さや・ふき・タラの芽・シラスや桜エビも美味しい季節です。
自然が芽吹くエネルギーの春の気は、内側から外に向かって発散されるので、
締めつけないゆったりとした服装や、髪も束ねなかったりするのもポイントです。
気持ちもカラダものびのびと活動することが鍵になります♪
春の食材でおすすめなのが山菜など、苦味のものです!
苦味の食材はカラダの中の老廃物を排出し、春の陽気で頭がふわふわしたり、イライラしたりするのを抑える効果もありますよ☺
春は春一番といわれる強い風が吹きます。
春の邪気は「風邪・ふうじゃ」といいます。
この風がカラダの中に入りこむと不調を生む原因になります。
花粉症の症状もそのひとつ。
花粉症といってもタイプがあるんです!
だらだら鼻水・くしゃみを連発は 「冷えタイプ」
目のまわりが赤く、かゆくなったり・のどイガイガ・黄色い鼻水は「熱タイプ」
どちらもある「混合タイプ」
これらは全て体のバリア不足が元になります。
では、どんなことに気をつければ!の具体策。
「冷えタイプ」
まずカラダを冷やさないよう防寒を心がけ、お風呂も湯舟につかって。
オススメの食材は玉ねぎ・ネギ・ニラ・生姜などカラダを温めるものを取り入れたり、腸内細菌を整えるぬか漬けや味噌などの発酵食品を取るとよいです☺
「熱タイプ」
熱を冷ます食材、ごぼう・セロリ・ミント・トマト・ドクダミも。
ただ、冷たいままや生のままは消化機能を弱めるので、できるだけ加熱してとってくださいね☺
そして何よりの対策はバランスよくしっかり食べて、しっかり睡眠をとることです。
普段からカラダのバリヤを強くしておくことが大事です。
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★簡単★ミニレシピ
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◆カラダの巡りupとだるさの解消◆メニューです。
<アサリと青ネギのおから煮>
<材料> 2人分
・殻付きアサリ(砂抜き済)・・・120g A:酒 大さじ1・水100cc
・青ネギ・・・・・・2本
・人参・・・1/2本
・おから・・・・・・100g
・油・・・小さじ2
B:
・酒 大さじ1
・しょうゆ 小さじ2
・砂糖 小さじ1.5
<作り方>
1.鍋にAを入れて煮立たせ、アサリを入れ蓋が開いたら火を止める。身を取り出し、煮汁に水1/2カップ足しておく。
2.青ネギは小口切り・人参は細きりにする。おからはフライパンに入れて中火で乾いりしておく。
3.鍋に油を入れて熱し、人参を炒め、1のアサリの煮汁+水・おから・Bを入れ
て10分程煮る。
煮汁が少なくなったら、アサリと青ネギを入れ、ネギがしんなりしたら火を
止める。
*ネギと春が旬のアサリは効果をupさせる組み合わせです
★おすすめ薬膳茶★
*目のかゆみ・充血・黄色い鼻水に*
緑茶・・・小さじ1
菊花・・・小さじ1.5
ミント・・・小さじ1
お湯・・・300㏄
菊花は解熱効果が期待できます♪ 緑茶はクールダウンに、イライラ時にも
ポットに入れていただくのもいいですが、テーパックに茶葉や薬膳素材を入れ、マグカップにポン♪お湯を注いで飲んでいただくのも◎
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薬膳料理研究家
倉 英子(くら えいこ)
食を軸にカラダとココロにsmileを届ける
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●淡交社 淡交ムック[漢方と薬膳の基礎知識]
●光文社HERS[ハーズ]2020年3月号